小さい頃に描いていた夢は今でも持ち続けられていますか?
その夢は現実によって淘汰されてしまったり別の目標によって置き換えられたりと様々あると思います。
将来何を成し遂げたいのか、どんな仕事をしたいのか、働いていてもこのままでいいのかと思う人は多いのではないでしょうか。
自分も将来の夢をなかなか見つけられないままでいました。
何がしたいのかわからなかった自分
自分は今まで国立大学の中退、医学部浪人を4年して失敗、そして再び薬学の大学への入学しました(自己紹介)。
周りが社会人になりお金を稼ぎ、結婚、出産など人生のイベントを進めていく中で自分だけ大学生。
そして自分が将来なりたい職業もはっきりとせずかなりボヤっとした人生でした。
親だけでなく周囲の人間からも「お前はふわっとしていて地に足がついていない」とよく言われたものです。
そんなことを言われ、「何とかして自分を変えなければ」と思いました。
しかし、今まで周囲の人間の意見や行動に合わせて生きてきたせいですぐにいいアイデアが思いつくこともなく…。
あれがしたいこれがしたいと思いつく発想力がないことに気が付きました。
本気の自己分析は人生を動かす
こんな状況の中でまず自分が始めようと考えたことは自己分析。
人生が人より遅れている自分は自己分析を受動的ではなく初めて能動的に行うようになりました。
この危機的状況を感じたとき初めて本気の自己分析ができたと感じました。
それと同時に常識学を考えるようになりました。
しかし自己分析といっても何からすればいいのかわかりません。
そこでまず自分の思う特徴や考えていることを書き出してみようと思いました。
これこそ私が常識学を考えるきっかけでした。
自分の中にある常識を意識化する
まずは自分の中で当たり前のことを考えてみようと自分の常識を意識化することに。
常識というのは自分の中にあるくせに自分ではほとんど意識することがないものです。
すると今まで全く見えていなかった自分が見えてくるようになりました。
自分の中の無意識を言語化
自分の常識を頭の中で思いつくだけメモ帳に手書きで書きなぐっていきました。
自分の言葉で自分の思いついたようにまずは言語化。
この視覚的な言語化は非常に重要だと感じました。
頭の中ではいくつもの項目を一度に考えることができないのに対し、紙に書くと一目で見渡すことができます。
書いた内容は具体的に親の職業、昔からリーダーシップをとりたがっていたこと、人とのかかわりが好きだったこと、興味のあること…。
もうひたすら考えて頑張って無意識の自分を引っ張り出しました。
とにかく何でも書きました。
自分という存在は当たり前で無意識になってしまいがちです。
だからこそ意識化するというということは簡単なことではありませんでした。
わからない時は他人に自分はどういう人間なのか質問してみてもいいと思います。
多くの人の話を聞く
さらに自分は興味のある人に話を聞きに行くことにしました。
大学のOBやOG、高校時代の先輩でベンチャー企業の幹部となっている人、近くのカフェのオーナー、高校時代同級生だったの会社員…。
話を聞きに行くことで様々な意見を聞くことができました。
これがかなり大きなモチベーションになったと思います。
書き出した自分の情報をまとめる
春休みの2か月をふんだんに使い、徐々に自分の書き出していたことがまとまってきました。
「なんで自分はこんなことを考えるようになったのか」
「あの時どうして自分はこういう行動をしたのか」
「この考えはここからきているのではないのか」
すると自分がどんなことに興味があって何がしたいのかがつながってきたのです。
自分が興味を持てることは他人のもつ能力を最大限に引き出してあげることだったのです。
このサイトを始めたのも自分の興味に当てはまっていたからです。
他人に自分の考え方を知ってもらい、身につけてもらうことでその人の中に眠っていた能力を最大限に引き出したいと思いました。
組織や地域、個人といったその中に秘めているエネルギーを最大限に活用する方法は何なのかを考えることが好きなのだと感じたのです。
本気になれない将来の夢の特徴
そして職業について改めて考えることがありました。
将来の夢といえばどんな職業になりたいかを考えることと思いがちです。
職業から考えてしまうと本当に自分のやりたいこととは異なってしまう場合があります。
なぜかというとそこには自分の見栄が入ってしまうからです。
自分は医者を目指し医学部の浪人を始めました。
自分は将来「人助け」をする仕事がしたいとは考えていました。
しかしそれが「医療」でなければならないというわけではなかったのだと思います。
今考えてみれば医者になるという夢には自分の中で大きな部分で見栄があったように思います。
本当に将来を考えたとき自分は何をしたいのかを先に見つけることこそ大切なのだと学びました。
まとめ
将来の夢を考える時当たり前かもしれませんがまずは自分について本気で考え直してみる必要があります。
しかしそれは表面的な考え方ではいけません。
何気なく生きてきて無意識になってしまった自分の人生をすべて掘り起こし、考え直す必要があると思います。
何かに向かって進んでいる人は自分を見つめなおしてみましょう。
将来の夢について常識学を使って考えてみるのはいかがでしょうか。
また何かに向かって進めていない人は一歩目を踏み出すきっかけになるかもしれません。
常識学ではアイデアを考えるときに無理やり世の中にないことを考えだす必要はありません。
頭の中にある無意識をいかに意識化できるかということが勝負です。
自分の中にある常識を意識化する。常識学で。